テスラが旧モデルユーザーにも新世代完全自動運転チップへのアップグレードを実施へ
完全自動運転が可能になるクルマは50万台
旧モデルユーザーにも親切設計
2019年よりTesla Model S、Model X、Model 3には、完全自動運転(Fully Self-Driving=FSD)向けの新たなハードウェア「HW3.0」が搭載されています。
この度、この「HW3.0」を、旧来のHW2.5などを搭載したモデルのユーザーでも、アドオンパッケージを購入していれば無料アップグレードが可能になることが発表されました。
テスラでは、2014年9月から自動運転向けハードウェアのバージョン1.0(HW1.0)の搭載をスタート。この時点では自動運転機能はオフになっていて、2015年10月から自動運転が使えるようになっていました。
その後、2016年10月に「HW2.0」、そして2019年には「HW3.0」がリリースされたところでした。
旧モデルユーザーといっても無条件で全てのユーザー対象、というわけではなく、「HW3.0」へのアップグレードが行われるのは「HW2.0」以上なのですが、価格は6000ドル(約65万円)の「完全自動運転」のアドオンパッケージを購入したユーザーが、無料アップグレードを受けることができるということだそうです。
ちなみに、2019年第2四半期までに納入された自動運転対応のTesla車は約64万台、そのうち約53万台にHW2.0以上が搭載されているとのことです。
さすがに全テスラユーザーがこのパッケージを購入してはいないでしょうが、マスク氏によるとアップグレード対象は50万台に上るとのことです。
世界全体でも見ればまだまだテスラの知名度は限定的ではありますが、大多数の人の知らないところでますます自動運転技術が進みますね。
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